2013年06月01日

旗衆大乱舞 20 「フラフの豆知識」

追求するとなればさっそく調べ物。

簡単にまとめるとこうだ。


●高知県の一部では、
端午の節句の時に鯉のぼりの代わりにor一緒に掲げるもの。
(もっとあとで、フラフは金持ちのものやと言う人もいた)

●祖父母が孫に贈るもの。

●健やかな成長を願っている。

●職人さんの手染めでおよそ一ヶ月の製作期間で
月をまたぐのが良いらしい。

●オランダ語の「旗」が訛ってフラフという名前になった。

●フラッグが訛ったという考えのほうが多い。

●漢字で書くと「風羅布」

●岩目一郎(ひろめ市場の元支配人)さんが初めにフラフをよさこいで振ったらしい。
 
●上町の棟梁という人に憧れる人が多い。


などなど。
本当にざっくりとしか知識を吸収できない。
誰かに見聞きしたものばかりなので、
伝言ゲームみたいにどこか違ってきてたりするんじゃないか
と思うことも多かった。



次に、上町の棟梁の追っかけしている人が撮影した動画を拝見。
けっこうヘビロテ。

帯屋町商店街を優雅に振る棟梁。
見ていると、自分もできる気になってくる。
(今から考えると自分はなんとあさはか)


そうすると、
実際に振ってみたくなってきた。

じゅんじゅんのフラフを借りパクしようとずっと計画していて
本人にも、「借りパクしたいから貸して」
と、言っていたが貸してもらえるわけがない (笑)

高価なもので、
世界にひとつの職人さんの手染めと知った今、
たかだか練習ごときに
人のフラフを借りることは不可能だと思った。

もし、自分がフラフを持っていたら、
毎日せせらぎ公園で優雅に振るの。
そして、乱のメンバーが
自分のチームにはフラフもあるんだぞって自慢できるかな。
おめでたいフラフをみんなで触って
みんなで振って
楽しい時間を過ごしてみたいな。
(演舞では一切出すつもりはなかった。
 白龍が乱の看板だから)
 
と、妄想する日々。



簡単につくるものでもないと感じていた。
お金も自由に使える独身だったけど、
お金じゃないわな、と思った。

それに、私は女子です。
女子が男の子の節句のものを欲しがるなんて
邪道じゃないかと恐くなってきた。


そこで、
和歌山で初めてフラフをよさこいに取り入れた
おかちゃんにメールで相談してみた。


「フラフ、欲しいような気がしないこともないような気がせんでもない」

みたいな、
かなり控えめに伝えて様子を伺った。


「つくるんなら、軽い綿にしな」

と、返ってきた。


イエス!イエス!イエーース!!!

さりげなくアドバイス付き♪



次に、本当に作るつもりで、
いつもお世話になっているやまもも工房の奥様
(私はやまもも母さんって呼んでいる)
に相談してみる。

自分がどんだけフラフに魅せられているか、
男の子のものを欲しがる私は邪道なのか、
気に入ったデザインがあるのだが私用に一部変更もできるのか、
いろんな想いをありったけ伝えた。


やまもも母さんは、
あたたかい言葉で応援してくれた。
それがすごく嬉しくて、いっぱい御礼を伝えたら

「私は高知のお母さんやき」

と、返ってきた。
泣ける(*´▽`*)


乱がまだまだひよこちゃんだった頃からの付き合いで、
いつも親身になって相談に乗ってくれる高知の母さん。

私がオフィシャルで全国大会に参加したときに
中央公園で出店しているやまもも工房さんで初めてお会いした。

この人がやまもも母さんだってすぐにわかったよ!

また、母さんも、
目に涙をいっぱいためて話しかけた私が
和歌山のさつきちゃんだってすぐにわかったみたいです。

それから、毎年
帯筋パレード中に、
写真撮影中の母さんと目が合って、
私は踊りを一時中断しハグするっていうのがひそかな楽しみでした。


そんな母さんの応援もあって、
俄然フラフをうまく振れるようになる力が湧いてきました。


まずは、
お節句の予約分があるので、
私のフラフはそのあとです。

少し時間を要するとのことでしたので、
楽しみに待っていました。

デザインの変更のことも
すごく親身になって考えてくださり、
白馬に乗った男性をお姫様に変えてほしいとお願いしたところ、

そのデザインの原画はもともとお姫様なので、
私の注文が偶然すぎて驚かれました。
高知城のお姫様らしく、
原画では中年っぽいらしいので、
若々しい女性に書き換えるね、とのこと。

好きな色も聞かれました。
ピンクが好きだと答えたところ、
お姫様の着物の色にしてくださった。

槍か手綱かどっちがいいか聞かれ、
すごく迷ったのですが、
じゃじゃ馬のイメージで手綱に決定。


あーーー!わくわく!!!!



仕上がるまで、
何ヶ月も待たないといけないので、
自分で綿を買ってきて、縫い合わせ、
ハトメを付けて、
おかちゃんの竿を借りて振ってみた。

金太郎さんより重い。。。



うまくなる自信→ 皆 無

旗衆大乱舞 20 「フラフの豆知識」
(photo:カメラ小僧)

おまけ。
高知城のお姫様が
自分を象徴するデザインだと知ったあとで
「功名が辻」の本を読んだ。
山内一豊の妻を、さも自分のように置き換えて楽しんだ。
妄想癖もひどいもんだ 笑





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Posted by 乱痴気 at 00:17│Comments(6)さつき
この記事へのコメント
未知の世界なんで
コメ控えます…てか
マジでコメできん(-_-)

ごめんなさいm(_ _)m
Posted by 隊 at 2013年06月01日 00:40
金にモノ言わせて軽い気持ちで作りました(ФωФ)
Posted by 猫 at 2013年06月01日 00:55
★隊

かまいません。
いつもコメさんきゅう。

★猫

借りパクすればよかった
Posted by さつき at 2013年06月01日 07:10
いつも、人の繋がりとかメンバーへの想いとか、フラフへの想いがいっぱい詰まってるから、回が進む度にさつきさんもフラフも乱メンバーもよさこいも大好き度UPする☆

って、最近思った(^-^)
Posted by くっきー at 2013年06月05日 08:52
★くっきー

いつでも、
みんなつれて
おいで♪
Posted by 乱痴気乱痴気 at 2013年06月06日 22:13
おかげで、それは私にとって大きな読み出しがあった。私は本当に多くのことを楽しんだ。共有していただきありがとうございます。
Posted by google.com at 2014年09月11日 13:30
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